他の野手と比べると、キケンの多いキャッチャーにとって防具セットは無くてはならないものですよね。
ファールチップやワンバウンド、打者が振ったバットが当たる、クロスプレーなどなど・・・防具がなかったら・・・考えただけでもキケンですよね(>_<)
キャッチャーの防具はたくさんありますが、一つ一つ買うよりセットで買うほうがお得です。
キャッチャーの防具セットは色んなメーカーが出しており、値段もさまざま・・・
「防具は全部いるの?」
「どれも似たような防具で選び方が分からない」
「メーカーによって違いがあるの?」
「小さい子ども用の防具もあるの?」
などなど、疑問も多いと思います(^^;)
各メーカーの防具の特徴などを交えて「キャッチャーの防具1つ1つの選び方」や「おすすめのキャッチャー防具セット」などをお伝えしたいと思います。
キャッチャーの防具セットを買うのに迷ってる方はどうぞご参考にして下さい(^^)
キャッチャーの防具セット:選び方
キャッチャーの防具セットには
- マスク
- スロートガード
- ヘルメット
- プロテクター
- レガース
があり「知らないものがある」「こんなにたくさん着けるの?」と思う方もいると思いますが、それぞれ重要なもので必要な防具です。
マスク
“マスク”はキャッチャーの顔面にかぶるもので、まずキャッチャーといえばマスクが思い浮かびますね。
マスクはファールチップや捕りそこなったボールからキャッチャーの顔面を守ってくれます。
マスクの選びは好き嫌いもありますが「信頼できるか?」「視界がいいか?」が大切です。
顔面を守る防具なので信頼性は大切ですね。そして、周囲が見えにくいマスクでは守備にとってマイナスですよね(^^;)
キャッチャーの防具は値段が高いので、まず値段に目がいきがちですが「信頼」と「周囲の見やすさ」で選んで下さい。
またマスクは「軽いほうが楽」と思われがちですが、ピッタリなヘルメットをして、バンドでちゃんと調整すれば少しぐらい重たくても大したことはありません。
フレームは金属とそうでないものがあり、金属製のもののほうが重くなっています。
スロートガード
「スロートガードって何?聞いたこと無い」という方もいるかもしれません。
これはマスクの下にぶら下げるように着ける防具で「ファールチップや捕りそこなったボールから”ノド”を守る」ために必要なものになります。
マスクに元々スロートガードが付属しているもの、後付けのものがあります。
ボールがノドに当たる可能性は少ないのですが、当たると呼吸困難になるなどスロートガードが無いと危険(>_<)
しかし、最近はプロ・アマともアゴの下までフレームが伸びているマスクが多くなり、スロートガードを使っている選手は減少しているといいます。
ヘルメット
ヘルメットは投球、ファールチップ、打者が振るバットから頭を守る大切な防具です。
またヘルメットの上からマスクを着けることで、マスクがズレにくくなる効果もあります。
プロ野球選手のなかにもバットを振ったあと片手を放すバッターもいて、キャッチャーにバットが当たるのを見たことがある人もいると思います。
各メーカーとも2~3cmごとにサイズが分かれていることが多く、ズレるとプレーに影響しますのでピッタリサイズのものがいいですね(^^)
プロテクター
プロテクターは胸・お腹など胴体の広い範囲を守る防具になります。
ボールの当たったショックを吸収してくれるので、落ちるボールや悪球などのワンバンをプロテクターに当てて止めるのにも役立ちます。
ボールがプロテクターに当たると体の近くに落ちてくれるので、すぐにボールを拾うことができランナーが進塁するのを防げます。
またボールが当たっても痛みも少ないので、恐怖心もやわらげてくれます。
メーカーによってクッションの型が違いがあり、ショックの吸収能力・体を動かしたときよ曲がりやすさ・見た目が変わります。
また、メーカーによって動きやすさ(肩回り)にも違いがありますので、できればですがプロテクターは実際に装着してみてスローイングの動きなどしてみることをオススメします。
プロテクターは少年軟式・軟式ともにワンサイズしかないメーカーもありますが、2サイズ取り扱っているメーカーもあります。
レガース
レガースは膝から足の甲までを守ってくれる防具です。
捕球で膝を地面につける際に膝を守ってくれますし、本塁クロスプレー(ランナーのスパイク)やファールチップなどによってケガをしないためにも大切な防具ですね。
特に膝を地面に着けることが多いキャッチャーは、レガースを装着しているほうが疲れにくいといいます。
レガースは各メーカーとも材質など、大きな差がほとんどなく、選び方のポイントといえばサイズ(長さ)くらいです。
サイズ選びを間違えると、立ちしゃがみや走ったりしたときにズレやすくなり、そうなるとレガース本来の機能を発揮できません。
通販で買うときは、店頭に行って実際にレガースを着けて、合うサイズを確かめてから、買うことをおすすめします。
後ろのバンドですが少年用は3本、それ以外は4本の場合が多く、バンドの固定方法は人それぞれ違います。固定方法は色んなやり方を試してみて”しっくりくる”やり方を見つけて下さい(^^)
軟式用と硬式用の防具は使い分けましょう
キャッチャーの防具は軟式用・硬式用があります。
もちろんマスクでも軟式用と硬式用があります。
硬式用のマスクは硬式球に合わせてフレームが太く強くできています。
軟式球よりも重くて固い硬式球でも使えるくらい丈夫だから、軟式の試合でも使えそうな気がしますよね。
しかし、軟式球は柔らかくファールチップで変形するので、変形するボールに合わせて軟式用のマスクはフレームの隙間が狭くなっています。
硬式用は丈夫ですが、フレームの隙間が軟式用よりも広いので、ファールチップした軟式球がフレームの隙間を通り抜ける可能性がありキケンなんです(>_<)
他のキャッチャー防具も違いがありますので、ちゃんと使い分けて下さいね。
各メーカーのキャッチャー防具セットの特徴
今回は3つのメーカーのキャッチャー防具セットをご紹介します。
それぞれのメーカーとも”こだわり”があります。
ハタケヤマ
ハタケヤマといえば「キャッチャーミット」と言われるくらいで、プロ野球でハタケヤマのキャッチャーミットは一番人気(約50%が使用しているといわれています)!
そのハタケヤマは「キャッチャーの防具」もとても力を入れていて、プロ野球のキャッチャーもハタケヤマが多いんです。
初めはプロ野球のために防具を作っていたので硬式用の防具だけでした。
近年は、硬式用のノウハウをしっかりと詰め込み、軟式用(少年用も含め)も取り扱うようになりました。
元々プロ用に作っていたので、見た目もプロみたいでカッコいい(^^)
ハタケヤマのキャッチャー防具の特徴↓↓↓
- プロテクターは「ビブソーブ」という回転規制シートが付いていてワンバンの動きを止めてくれる。また柔軟な素材・形状でどんな角度からのワンバンにも対応。
- 少年軟式用のマスクはステンレス製でサビに強く長持ち
- マスクはワイヤー部をアゴの下まで広げられているものもあり、スロートガードをしなくてもノドを守ってくれる。
- マスクのおでこ部分のパットが小さめでフライなど上方向がとても見やすい。
- 何も着けない時に比べ、レガースをつけての屈伸や走ったりするのは困難。ハタケヤマのレガースはそういった動作がしやすいように膝パットは他メーカーに比べ小さめに設計
ハタケヤマのキャッチャー防具は機能性が高いので、その分値段も高めですが、大人も子供も本格的に取り組まれる方にはとてもオススメです(^^)
MIZUNO(ミズノ)
ミズノは誰もが知っている有名なメーカーで、ミズノ製の野球用品は国内のシェア率が高くなっています。
色んなスポーツの用品を揃えており、野球でも昔からミズノ製のグローブやバットなど使っている方も多いと思います。
ミズノのキャッチャー防具の特徴↓↓↓
- 軟式のプロテクター・レガースは、機能・感触にプロのこだわりを再現した本格的なもの、一般的なものなどがある
- プロテクター・レガースは少年用はそれぞれS・SSの2サイズ。大人用はモデルによってフリーサイズ、M・Lの2サイズあるものがある
- プロテクターはミズノ独自の「EASY&FIT」構造で子供でも脱着がしやすく、簡単な操作で体にフィットさせることができる
- マスクはオーソドックスな形ですが、鉄製ワイヤーのものはマスクの中では軽め。
- マスクに着けるスロートガードやパット・バンドなどは、交換部品も売っており、劣化しても交換可能
- マスクは汗取りパットも別売りであって便利
さすがミズノ!!豊富な品揃えで交換できる部品もあり、長く使えそうですね(^^)
ZETT(ゼット)
戦後にプロ野球や高校野球が復活したのはZETT(ゼット)の力がとても大きかったといいます。長年、野球用品を取り扱うとても歴史のあるメーカーです。
ゼットのホームページでよく出てくる言葉
「ベースボールを科学する」
ゼットのホームページを見てると、ゼットの製品は科学的によく考えて作られているというのがよく分かります(^^)
特にゼットのキャッチャー道具は高校球児がよく使っています。
第99回夏の選手権大会の高校野球で15校がZETTのNEW防具を着用していた(ちなみに小林モデル以外も含めるとZETTの防具は24校が着用していたらしい)と述べましたが、ZETTのキャッチャーミットを使用する高校球児が多かったことも事実です。
引用元:beseballweapons.com
ゼットのキャッチャーの防具の特徴↓↓↓
- 特に子供用の防具は豊富に取り揃えてある
- 子供用のレガースは3サイズあり、体の小さいお子さんも安心
- 子供用は様々なカラーリングがあり、カッコいい
- プロテクターは着脱簡単設計Y字バンド部にパッドを装着してあるものもあり、ねじれを防ぎ、手が届きやすい所にワンタッチバックルがあり装着がしやすい
- プロテクターはたくさん切り込みがあるものもあって、動きやすい
- レガースもプロテクターもワンタッチバックル式で着脱簡単
- トッププロのニーズに応えた「プロステイタス」シリーズはこだわりがスゴすぎる
メーカー別のおすすめキャッチャー防具セット
各メーカーのキャッチャー防具のおすすめのセットをご紹介します。
ハタケヤマのキャッチャー防具セットのおすすめはコレ!
正直いって値段は高め、、、ですが、それだけの価値はあります(^^)
軟式用キャッチャー防具3点セット
ハタケヤマのキャッチャー防具3点セットです。ハタケヤマの軟式最高クラスのセット!
もちろんビブソーブ(ワンバウンドの回転を止め、その衝撃を吸収し、ボールの動きを止める回転規制シート)が取り付けられています。
マスクはステンレス製で少し重さがありますが、丈夫&サビに強く長持ち、またスロートガード一体型です。
少年軟式用キャッチャー防具4点セット
ハタケヤマの少年軟式用のキャッチャー防具4点セット(マスク・プロテクター・レガース・スロートガード)です。
マスクはステンレス製でサビに強く、かつ丈夫で長持ち。
少年用でも”ビブソーブ”はしっかりと付いていていますし、機能性に優れていて、本格的にキャッチャーをされるお子さんにおすすめです(^^)
ミズノのキャッチャー防具セットのおすすめはコレ!
少年軟式用のキャッチャー防具のお得な5点セット
こちらは少年軟式用のキャッチャー防具のお得な5点セットで上から下まで全部揃います!
ヘルメットはたくさんのサイズから選べて、プロテクター・レガースはSとSSの2サイズがあり、小さいお子さんにも最適。
少年軟式用のキャッチャー防具4点セット
少年軟式用のキャッチャー防具4点セットです(ヘルメットは付いていません)。
ミズノの少年軟式では最高クラスの防具セット!
カラーは3種類があり、本格的なモデルでプロのこだわりを搭載。見た目もカッコよくて”こだわる”方におすすめ(^^)
“ミズノプロ”のキャッチャー防具3点セット(軟式用)
こちらは”機能に、感触に、プロのこだわりを再現”の「ミズノプロ」のキャッチャー防具3点セットです。
マスクはスロートガード一体型です。プロテクターもレガースもミズノプロらしくプロのこだわりがあり、機能も感触も良く、また見た目もカッコよくて、とても人気があります(M・L兼用)。
ゼットのキャッチャー防具セットのおすすめはコレ!
「プロステイタス」のキャッチャー防具3点セット
WBCでジャイアンツの小林捕手が使用したイメージのマスク、プロテクター、レガーツの3点セットです。
小林捕手といえば強肩で盗塁阻止率が高いので有名ですそうですが、実はそれだけではなく「最もボールを後ろに逸(そ)らさないキャッチャー」としても有名!
小林捕手も使用する防具セットの特徴はなんといっても、凹凸のないプロテクターです。
上記のゼットの防具の特徴のとこでもご紹介しましたが、このプロテクターは第99回夏の選手権大会の高校野球で15校がつけていました。
このプロテクターは3層に分かれていて、ボールの当たる表の面から①低反発フラット層 ②空気層③成型ブロックパッド層となっています。
凹凸のないツルッとした初めの低反発層でボールを面で受けながら勢いを弱め、1~3層で3段階にショックを吸収してボールの勢いを完全に抑えて、跳ね返ったボールが手元にくるようにします。
体に近い3層目にブロック層があることで動きやすさも実現。
専用ケース付でゼット軟式用では最高級品モデルです(^^)
このプロテクターは”ゼットのこだわり”が詰まっています(>_<)
軟式用のキャッチャー防具3点セット
ゼットの軟式用のキャッチャー防具3点セットです。お手頃な価格です(^^)
マスクは固定スロートガード付で、プロテクターは高級感がありV字の切れ込みが入っているので体にフィットしやすい。
レガースはスネパッドを2分割構造にしてありますので、ふくらはぎと足首がそれぞれに密着感が増し、フィット感が向上!
プロテクターもレガースもワンタッチバックル式で着脱がしやすい(^^)
少年軟式キャッチャー防具4点セット
少年軟式キャッチャー防具4点セットです。コストパフォーマンスに優れ、かなりお得!
マスクのポリカーボネイトという素材で鉄製のものより、軽くなっています。
プロテクターはダブルワンタッチ着脱式(両サイドにワンタッチバックルをつけて、着脱しやすい)で子供でも着脱しやすい!またレガースもワンタッチ着脱式でおすすめ(^^)
まとめ
「キャッチャーの防具1つ1つの選び方」や「おすすめのキャッチャー防具セット」をご紹介しました。
メーカーもたくさんあり迷われることも多いと思います。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです(^^)
草野球では「動きにくい」「面倒くさい」という理由から、防具を全部着けない人もいますが、何が起こるか分からないのが野球です(どんなスポーツでもそうですが(^^;))。
安心してプレーするためにも防具は全て着けることをオススメします(^^)
こちらもご覧下さい→捕球のコツ!世界レベルのフレーミングをするキャッチャーから学ぶ!
最後までご覧下さいまして、ありがとうございます(^^)またよろしくお願いいたします(^^)