キャッチャーのリードの重要性!リードのセオリーとは?

キャッチャーのリードの重要性はとても高く、名投手は名キャッチャーが造ると言っても過言ではありません。

リード次第で投手は良くも悪くもなります。

今回はセオリーも織り交ぜながら「キャッチャーのリードの重要性」をお伝えします。

今回お伝えするのはリードをしていく上で基本中の基本で、最も大切な部分です!

セオリーやリードの基本を理解すると、いろんな応用ができるようになりリードの幅も広がります(^^)

リードの重要性

リードとは「ピッチャーが気持ちよく投げ続ける」また「気持ちいいピッチングを邪魔するものを排除する」ためにキャッチャーが行う取り組みの全てです。

キャッチャーのリードの重要性はとても高く、ピッチャーの持ち味を活かす最高のリードができれば予想以上の力を発揮してくれます。

たとえ能力の高いピッチャーでもリードが悪ければ、持っている能力を充分に発揮できません。

配球はリードの一部で、実際の試合で感じ取ったことも組み合わせながら、その場その場にあわせ臨機応変に配球をしていきます。

リードの重要性をしっかりと理解し、その奥深さが分かると、キャッチャーが何倍も何倍も面白くなります。

最高のリードをするためにキャッチャーに必要なもの

キャッチャーは様々なことを総合的に判断し、1球ごとの配球を考えリードするとともに野手にも守備位置などの指示を出す場合もあります。

キャッチャーは多くの役割があるため、人一倍の①冷静さ・慎重さ②記憶力③観察力が必要です。

試合では予想外の様々なことが起きます。その時に慌てたりイライラしたりしては冷静・慎重な判断ができません。

また様々なデータ・過去の対戦の配球(その結果も含む)、その他多くの情報を記憶しなければいけません。

そして相手(打者・ランナー・ベンチ)のちょっとした動きから、相手チームの狙いやサインを見抜いたりする観察力も必要です。

相手チームだけではなく、ピッチャーの表現・動きなどから調子(疲れ・精神状態も含む)を感じとる観察力も必要です。

投手中心・打者中心・状況中心のリードの重要性

投手中心・打者中心・状況中心の考え方があり、どの考え方で配球をするかでキャッチャーのリードは大きく変わります。

キャッチャーはこれら3つの考え方をきっちりと理解して、それらを使い分けたリードがとても重要です。

では、それぞれのリードの重要性をお伝えします。

投手中心のリードの重要性とは?

初めての対戦が多いアマチュア野球(少年・高校・大学・社会人など)では相手チームの情報量が少なく、投手中心の配球でリードするのが一般的です。

特に相手の情報が少ない試合の前半では、特に投手中心でリードしていきます。

ストレートが良いピッチャーはストレート、変化球が良いピッチャーは変化球を軸に配球を考えリードしていきます。

キャッチャーはリードの際に、軸となる球種を中心に配球を考えていきます。

投手中心のリードの重要性は「ピッチャーが気持ちよくピッチングできる」という点にあります。

ピッチャーの投げたい得意球を軸にリードするため、持ち味を存分に活かしたピッチングができます。

するとピッチャーは気持ちよく腕を振ることができるため、自身の能力を発揮しやすくなり投球に良い影響をもたらしてくれます。

打者中心のリードの重要性とは?

打者中心でリードをするというのは、相手のデータを利用した配球といえます。

例をあげると、「カーブに弱い」というデータがあれば、ストレートを見せ球にしてカーブ中心の配球をします。

また「初球は手を出さない」というデータがあれば、初球はど真ん中でも良いので絶対にストライクを投げます。

構え方からリードを考える

構え方から配球を考えるのも打者中心でリードには有効です。

例えば、ベースよりに構える選手は、インコースに強くアウトコースが苦手な傾向があります。

キャッチャーよりに構える場合はストレートに強く変化球が苦手、またはストレートを狙っているという傾向にあります。

このように構えから配球を組み立てリードします。

1球投げてから考える

1球投げたあとに、その反応を見てリードを考えます。

例えば、カーブから早めに目を切って簡単に見送った場合はカーブを狙っていない可能性があります。

スイングやファールから好きな球や狙い球を予測しリードすることもあります。

例えば、フォークを空振りした場合、ストレートを狙った結果、ストレートの軌道から落ちるフォークに対応できず空振りした可能性があります

内角よりのボールをわざわざ 逆方向に流してファールした場合、逆方向を狙っている可能性があります。

前の打席の結果から考えるのも打者中心のリードの考え方です。前の打席で変化球にタイミングが全然合ってない場合は変化球を軸にリードしていきます。

状況中心のリードの重要性とは?

試合の状況により配球を考えるリードもあります。

これは試合展開(イニング・点差・ランナーの有無など)を考えながら「打者をどう打ち取りたいのか?」をメインに配球を組み立てていきます。

試合の状況に応じて、

  • ゲッツーをとりたいときは変化球を引っかけさせて内野ゴロ
  • 長打を打たせたくない場面では低めにしっかりと投げる
  • ランナー3塁で内野ゴロも外野フライも打たせたくない場面では三振を狙う

など、いろんな可能性を考えて、その場面に合った配球をしていくことが状況中心のリードになります。

投手中心・打者中心・状況中心のリードはどれも重要性が高く、その場面に応じたリードをする必要があります。

「順応」と「意識」を利用したリードの重要性

「順応」と「意識」を利用して配球を組み立てリードする重要性をお伝えします。

これはセオリーに関係があり、リードする上でとても重要性の高いものです。

これをしっかりと理解しリードすると、抑えられる可能性がグーンと高まること間違いなしです(^^)

順応とは?

人は、直前に見たものが、消えて見えなくなっても、短い間ですが「残像」として記憶に残っています。

直前に投げられたインコース・アウトコース・直球・変化球の軌道が、バッターの脳に記憶されています。

その記憶が残っている間に同じ球を続けることで、脳はその球に慣れてきて対応できるようになっていきます。

速いストレートが最初は見えなくても、何球も続けると慣れてきて見えてくるようになり、バットに当てられるようになってきます。

同じように、大きな変化をするカーブも初めは打てなくても、見慣れてくれば打てるようになります。

これを順応といいます。

だいたい3球で順応する傾向がありますので、同じ球種を3球連続で投げるのは要注意です。

そのため同じ球種・コースの球を何球も連続で投げさせる配球はやめておいた方がいいでしょう(>_<)

順応と意識を利用したリードの重要性

同じ球を続けると徐々に順応していくので、1球目よりも2球目、2球目よりも3球目がミートしやすくなります。

バッターがストレートを意識して待っていても、カーブに順応した瞬間にカーブは完璧に打たれてしまいます。

その球種を「待っているから打たれる」「待っていないから打たれない」のではありません。

順応した瞬間に、意識していなくても打たれるのです。

この時、その球種のキレ等にもよりますが、「何球でそうなるのか?」を見極めるのが重要です。

逆に順応を利用したリードもあります。

例えば、バッターをスライダーに順応させたとします。

このときストレートを待っているのが分かっていても、ストレートを要求します。

するとストレートよりも遅いスライダーの速度に慣れてしまっているので、ストレートを待っていても振り遅れて詰まらせることができます。

傾向としては、変化球を意識させることができれば、ストレートに振り遅れることが多くなります。

また球種だけでなく「内角・外角」でも同じことが言えます。

外角ばかり投げていると外に順応(意識)しますし、内角ばかりなら内に順応(意識)してきます。

「外に順応・意識させた」となれば、そこでインコースにズバッと投げれるとバッターは全く手が出ません(^^)

このようにキャッチャーは球種・コースに対して「順応(意識)がどの球種・コースにあるのか?」を常に感じ取ってリードすることがとても大事です。

「セオリー通り」の重要性

プロで名捕手といわれるキャッチャーのリードは、必ずしもセオリー通りというわけではありません。

キャッチャーのリードは中学・高校などで監督に教えてもらうセオリーがあり、プロにもリードのセオリーがあります。

しかし名キャッチャーには経験から培った独自のノウハウなどがあり、セオリーと違ったリードをする場合があります。

「名キャッチャーでもセオリーと違うリードをするのだから、セオリーは関係ない」

という訳ではありません。

「セオリー=基本」なので「セオリー」というのは非常に重要性が高くなります。

「基本」ができていないのに「応用」はできません。

名捕手と呼ばれるキャッチャーは優れた観察力でバッターの考えを見抜き、セオリーを完全に理解した上でセオリーとは違ったリードをするのです。

まず「セオリー=基本」をしっかりと理解することが最高のリードに繋がります。

セオリー:意識は3球目に変わる

意識は、3球目に変わりやすい傾向にあります。

例えば、1・2球目とカーブが続けて来たら、3球目には「もうカーブは続けてこないだろう」と思います。

3球も続けて同じ球がくるのは珍しく、普通バッターは同じ球が2球連続でくると、次は違う球種がくると予想します。

しかし「違う球種がくるだろう」と思わせていても、打たれる場合もあります。

ストレートが2球続き「次は変化球だ」とバッターが思っているとします。しかし、ここでストレートに順応されてしまっていると、裏をかいてストレートを投げても打たれてしまいます。

セオリー:少しずつ厳しい球を投げる

セオリーとして「少しずつ厳しい球を投げる」のが大切です。

例えば、スライダーを2球続けて投げるとします。セオリー通りだと、バッターは3球目はスライダー以外がくると思います。

3球目は裏をかいてスライダーを投げても、1・2球目と同じようなコースなら打たれる可能性が高くなります。なぜかというとスライダーに順応しているからです。

ここで打ち取るには、前の球より厳しいコースに投げる必要があります。

同じようなボールでは順応されていくので打たれる可能性が高くなります。

変化球を3球続けて投げるとしたら、

「真ん中→アウトコース→ストライクからボールになる変化球」

と、どんどん厳しく投げていきます。

「遠く」「近く」がセオリー

1球目より2球目は「アウトコースなら遠く」「インコースなら近く」するのがセオリーです。

すると、打者はアウトコースは「遠い」、インコースは「近い」と感じて、手が出なかったり打ち損じたりします。

もし1球目ストライクで完璧なコースにスライダーを投げたら、真ん中にいくほど順応しやすくなるので球種を変えるという工夫も必要です。

セオリー:意識を変えさせる

バッターの意識が「どの球種・どのコース」にあるかが分かればリードが楽になります。

この「意識」というはキャッチャーのリードでうまく操ることができます。

順応と意識が両方ともカーブにいっていると、カーブは打たれる確率がとても高くなります。

しかしここで意識を違う球種にさせることができると、少しでも打たれる可能性が低くなります。

何度もカーブで三振を奪うと相手は「ツーストライクなったらカーブがくるだろう」と予測したり、同じ球種ばかり(大体3球続けて投げたら意識する)続けていくと「この球がきたら、次もこの球だな」と予測したりします。

キャッチャーがこのようなリードすることで相手の意識をコントロールできます。

しかし同じ球種を3つも続けたら打たれてしまうので、ボール球も使いましょう。

相手にこういう意識付けをキャッチャーができると、リードがとても楽になります。

試合の前半でこういう意識付けができれば、後半で配球を変えると相手は戸惑って抑えやすくなります。

投手中心から打者中心のリードに変えるメリットとデメリット

たとえば、前半で変化球を多く投げ変化球に対して意識付けができて、相手打線を抑えてるとします。

このときピッチャーは変化球主体で「調子いいなぁ」と思っています。

相手チームは変化球が多いと思っているので、セオリーでは後半は前半と逆に「ストレート中心」にすると相手は混乱し抑えやすくなります。

しかし、セオリー通りに相手の意識を利用して配球を変えるというのは、投手中心から打者中心の配球に変えることになります。

ピッチャーが良い気分で抑えているのに、不器用なピッチャーは配球を変えたことで崩れてしまう恐れがあります。

このときにキャッチャーは迷いますよね。

キャッチャーは「このまま投手中心で投げる方がいいのか?」「器用に打者中心に変えてうまく投げられるか?」どっちのタイプか見極める必要があります。

セオリー:緩急を使う

ピッチャーが三種類のスピードを持ってるとリードしやすくなります。例えば

  • 140キロ(ストレート)
  • 130キロ(フォーク)
  • 120キロ(スライダー)

の球種があるとします(もうひとつ135キロののツーシーム系があれば、なお良い)。

この三種類のスピードを使って配球するとします。

セオリーとして、120キロに順応させたら140キロには振り遅れます(詰まる)。

140キロに順応させたら120キロは泳いでしまいます。

140キロ→140キロで振り遅れていたら、順応できていない証拠。打者は、順応できていない(打てない)と余計に140キロに意識がいきます。

そこで130キロフォークを投げると、140キロのストレートと思ってスイングしてくれるので打ち損じてくれます。

このように相手の反応を敏感に感じとり、緩急をうまく使ってリードすると面白いように打ち損じてくれます(^^)

打てないボールを見つければキャッチャーのリードが簡単

打者によって「絶対に打てないボール」がある場合があります。

そのボールがくると分かっていても打てませんし、いつまでたっても順応することができません。

例えば、カーブが打てないとキャッチャーが見抜ければ、極端に言えばカーブばかり投げればいいんです。または、他の球種を見せ球にして、最後はカーブで抑えます。

投手有利・打者有利のカウントを理解する重要性

カウントには、それぞれ意味があり投手有利・打者有利のカウントがあります。

基本的にはボールよりストライクが多いと投手有利です。2-2の場合はもう1つボールが投げられるので投手有利になります。

  • 投手有利[B(ボール)-S(ストライク)]→0-1・0-2・1-2・2-2

基本的にボールが多くなると打者有利になります。

  • 打者有利[B(ボール)-S(ストライク)]→1-0・2-0・3-0・2-1・3-1

そして、1-1や3-2は互角になります。

これらのカウントの意味を知っておくことはリードする上で重要性が高くなります。

打者有利カウントのセオリー

大体の選手(特によく飛ばす選手)は、打者有利のカウントでは単打を狙わないので、意識は自然と真ん中からインコースよりになります(引っ張れる球を待つ傾向にある)。

真ん中からインコースの方が、見えやすく・力が伝わりやすいので長打の確率が上がるからです。

だから基本的には大体の選手は、アウトコースに意識が少ない傾向にあります。

こんなときはセオリーとして「アウトロー」が最適です。

打者有利カウントの場合、バッターはわざわざアウトローを狙ってライト前(右打者)に打とうとしません。

投手有利の場合はバッターはストライクゾーンを広げているのでアウトローも手を出しますが・・・

しかし流し打ちが上手な好打者は、甘いアウトコースを狙って、流し打ちで長打も打つので、甘いアウトコースは注意です。

投手有利カウントのセオリー

投手有利のカウントでは、打者は三振を怖がるので、ストライクゾーンの広い範囲に対応しなければなりません。

「アウトコースを待っていてインコースは打ちやすい」という傾向があるので、基本的にセオリーとして「意識はアウトコース」にいきやすくなります。

そのため「インコースの意識が薄くなる傾向」にあります。もちろんそれまでの配球によりますが・・・

逆に、早めにインコースを投げておいてから投手有利カウントに持っていければ、バッターは「どこかでインコースにくるかも?」となり、アウトコースで打ち取れる場合もあります。

ファーストストライクの重要性

ノーストライクでは、ほとんどの打者は狙い球を絞り打ちたいコースしか手を出しません。

1ストライクをとられると、そのコースを広げないといけなくなるので、バッテリーは楽になります。

2ストライクになれば、バッテリーはもっと楽になります。バッターはストライクゾーン全て、またボールになりそうな変化球も全部マークしないといけなくなり、追い込まれるにつれてバッターは苦しくなっていきます。

初球でストライクを取れれば、色んな球を振ってくれるのでボール球を振る確率も上がり、2ストライクになれば、その確率はさらに上がります。

そうなれば四球の確率も低くなります。

そのため1,2球目でストライクを奪う重要性はとても高くなります。

初球ストライクをとるには

  • 初球見逃す選手には多少甘くてもストライクを投げる
  • 初球はストレートを待っている選手も多いため、変化球から入る
  • 前の打席に変化球狙いだった選手にはストレートから入る
  • 初球から積極的に振ってくる選手にはボールになる変化球から入る

と色んな方法があります。

初球からストライクゾーンぎりぎりの最高のアウトローが投げられたら一番いいですよね。

しかし、そんな球を投げようとすると、ボール球になる可能性も高くなります。

余裕がある場面ではいいのですが、満塁などで絶対にアウトが欲しい場面(ヒットも四球もダメ)ではこの選択はオススメできません。

満塁や1,2塁のときなどは、早い段階で1ストライクをとって投手有利カウントにもっていきたいところです。

しかし初球は、三振ボール(際どい球やボールになる変化球)などの厳しい球は振ってくれません。

だから1,2塁や満塁の時でどうしてもアウトがほしいときは、リスクはありますが、初球に多少甘く(高めは注意)なってもいいので「力一杯の直球・キレのある変化球」を投げるのがベストです。

これでファールや空振り、見逃しを狙います。

置きにいった力のない・キレのない球は打たれる可能性が高くなるので、力を抜かないように(>_<)

これで初球ストライクをとればバッテリーにとって有効なカウントになり、色んな展開にもっていくことができます(^^)

キャッチングの重要性!最高のキャッチングは最高のリードにもなる

キャッチングの重要性はとても高く、良いキャッチングはピッチャーが気持ちいいピッチングができるので、リードに良い影響を与えてくれます。

あらゆる球種やコースをミスなく捕球するためには様々なキャッチング技術が必要となります。

また良い音で捕球するとピッチャーの気分が良くなるだけではなく、相手に与えるプレッシャーも強くなり、できる限り大きな音を鳴らす技術もキャッチャーにとって必要です。

またミットを動かさず「ピッチャーに捕球点をしっかりと見せること」も大切です。

それによってピッチャーは球筋をしっかりと確認でき、今投げたボールのコースの良し悪しが分かり、次の投球に活かせます。

捕球もリードの一部で、捕球技術が高いキャッチャーはピッチャーの力を存分に引き出すことができます。

さらに(!)このようなキャッチャーは球審も味方につけることが出来るといいます(^^)

キャッチングがうまいキャッチャーはリードするうえでも有利になり失点が抑えられるので、たとえ打撃が悪くてもプロの世界では正捕手に選ばれやすくなるといいます。

セオリー通りじゃないリードも有効な場合がある

セオリー通りではないかもしれませんが、こんなリードもあります。

ソフトバンクの甲斐捕手のリードは参考になります。

ソフトバンク千賀投手といえば、球界屈指の落差を誇る「お化けフォーク」がとても有名。

もちろん打者は「お化けフォーク」に意識がいきます。

しかし甲斐捕手のリードはフォークではなく、変化球はスライダーを主体に抑えていくときがあります。

打者はフォークを意識してるのに「フォークを投げてこない」と混乱し始めたと分かると、甲斐捕手はそこで上手にフォークを織り交ぜていきます。

投手の持ち味(千賀投手なら「お化けフォーク」)を少なく要求するという「セオリーとは少し違うリード」も面白いですね(^^)

ミットの構え方の重要性

キャッチャーのリードは特に配球の重要性が高いのですが、見落としがちなのが「ミットの構え方」です。

「ミットの構え方」はとても重要性が高くなります。

ストライクゾーンの四隅ピタピタにミットを構える傾向にあるキャッチャーは要注意です。

キャッチャーはセオリー通りの配球で「ここに投げて欲しい」と思い、打たれる可能性の低い際どいコースにミットを構えます。

そこに決まりつづければ、打たれる可能性はとても低く簡単に抑えられるのでしょう。

しかし四隅ピタピタに構えられると、いくらプロのピッチャーでも「勘弁してくれよ」と言うくらいプレッシャーがかかると聞きます。

テレビゲームなら構えた所にしっかりと投げてくれますが、人間はコントロールミスをします。疲れとともに神経まですり減らしながらピッチングし続けるのは困難です(>_<)

また四隅ピタピタに構えられると、ちょっとズレたらボールになるのでカウントが不利になりやすくなります。

四隅ピタピタに構えてばかりいると、常に投手にプレッシャーがかかりキャッチャーは良いリードができなくなるので要注意です(>_<)

高校・プロ野球など野球の試合を見て配球を考える&答え合わせする

高校・プロ野球など実際に試合を見て、キャッチャーのリード(配球など)を勉強するのもおすすめです。

ただ見ているのではなく「この状況でどんなリードをするのか?」をしっかりと観察します。

そして上級者になると、実際に自分で配球を考え「次はこの球だ」と予想して答え合わせをします。

「セオリーならこうだな」「このバッターは変化球に強いから、ここは真っ直ぐだな」「直球に順応したから、ここは変化球」「アウトコース待ちだから内角に投げたら打たれない」などなど、、、

また味方・相手チーム関係なしに多くの色んなタイプの打者を見て観察力を鍛えます。

7度の金メダル獲得・通算勝利数218勝2108奪三振(ともに歴代最多)のソフト上野由岐子選手は、多くのバッターと対決したことで「バッターの構えを見ただけで打てないコースが分かるようになった」と言います。

上野由岐子選手のように多くの対決を経験することで、打者の弱点が感覚的に分かるようになる場合もあります。

まとめ

キャッチャーのリードの重要性をセオリーを織り交ぜてお伝えしました。

キャッチャーがリードする上で必要な能力は「投手をコントロールする能力」です。

それには普段からしっかりとコミュニケーションをとり、信頼を勝ち取らなければなりません。

ピッチャー主導・キャッチャー主導と偏(かたよ)った関係ではなく、最高のリードをするには2人での共同作業が必要で、意見を交わしてお互いの考えを確認し合うことがとても大切です。

「こいつの言うことは間違いない」と信頼されれば完璧です。

最後までご覧下さいまして、ありがとうございます。またよろしくお願いいたします(^^)

こちらもご覧下さい→捕球のコツ!世界レベルのフレーミングをするキャッチャーから学ぶ

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