世界一は日本人!キャッチャーの二塁送球タイムランキング!

今回は「キャッチャーの送球タイムのランキング」をご紹介します。

今回はご紹介するランキングはポップタイムのランキングのことで「キャッチャーが捕球してから二塁にいる野手に送球が到達するまでの時間」のことを指します。

プロ野球では、この送球タイムが「2秒以内」で強肩の部類に入り盗塁阻止率が高まります。

しかしプロ野球のトップクラスのキャッチャーは余裕で2秒切ります。

今回は「日本プロ野球」と「メジャーリーグ」の送球タイムのランキングをご紹介します。

いろいろ調べてみると・・・なんと!?

送球タイムランキング世界一のキャッチャーが日本にいました(^^)

キャッチャー送球タイムランキング:日本プロ野球

では、まず日本プロ野球のキャッチャー送球タイムランキングです。

これは2018年のキャッチャーの二塁送球タイム(ポップタイム)のベスト10です(引用元:ESSENCE OF BASEBALL)↓↓↓

  1. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.74秒
  2. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.77秒
  3. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.77秒
  4. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.79秒
  5. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.80秒
  6. 森 友哉(西)・・・・1.80秒
  7. 嶺井 博希(D)・・・1.80秒
  8. 梅野 隆太郎(神)・・1.81秒
  9. 田村 龍弘(ロ)・・・1.81秒
  10. 田村 龍弘(ロ)・・・1.82秒

これは2018年シーズン始まって1ヶ月間くらいの記録ですが、その間にソフトバンク甲斐拓也選手がランキング1位から5位まで入っています。

そして次は2015年以降(2017年6/30まで)に記録された送球タイムのランキングです(引用元:Full-Count)。

  1. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.71秒
  2. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.72秒
  3. 甲斐 拓也(ソ)・・・1.73秒
  4. 杉山 翔大(中)・・・1.75秒
  5. 小林 誠司(巨)・・・1.75秒
  6. 若月 健矢(オ)・・・1.75秒
  7. 市川 友也(日)・・・1.76秒
  8. 田村 龍弘(ロ)・・・1.76秒
  9. 岸谷 銀仁朗(西)・・・1.77秒
  10. 高城 俊人(De(現在オ))・・・1.77秒

送球タイムがずば抜けて速い甲斐選手は、盗塁阻止阻止率も高くなっています。

キャッチャーの二塁送球タイムは1.9~2.0秒くらいの間が一番多くなっています。

キャッチャー平均送球タイムランキング:メジャーリーグ

次は2017年メジャーリーグの盗塁阻止をした平均送球タイム(ポップタイム)のランキングです。

  1. サルバドール・ペレス(ロイヤルズ) 1.90秒
  2. J.T.リアルミュート(マーリンズ) 1.90秒
  3. クリス・スチュワート(パイレーツ) 1.90秒
  4. ゲイリー・サンチェス 1.91秒
  5. ウィルソン・コントレラス 1.91秒
  6. ウェリントン・カスティーヨ(現ホワイトソックス) 1.92秒

引用元:MLB note

平均送球タイムが1.90秒→3人、1.91秒→2人、1.92秒→1人でした。

1.90秒台というのは日本プロ野球の記録と比べて遅く感じますよね。

でもこれは”平均”の送球タイムです。

平均でこの数値が出せるのはスゴイことなんです。遅いことは全然なく、これがトップクラスの数値でメチャクチャ早いんです(>_<)

盗塁阻止した送球タイムの最速は、サルバドール・ペレスの1.81秒でした(2017年)。

メジャーリーガーと比べてピッチングやバッティングなど、日本のプロ野球はレベルが低いといわれています。

実際にメジャーに挑戦する日本人選手は数少なく、活躍できる日本人は数えるほどしかいません。

日本でトップクラスの選手でも、メジャーでプレーするとメジャーリーグのレベルの高さに驚きます。

キャッチャー平均送球タイムランキング:日本プロ野球

・・・しかし(!?)

送球タイム(ポップタイム)では、日本人も負けてはいません。

メジャーリーグのキャッチャーの平均送球タイムを大きく上回る選手が日本にいます。

その選手とは・・・

と、その前に2018年の日本プロ野球のキャッチャーの平均送球タイムをご紹介します(まだシーズン終わっていませんが、最新の情報です。引用元:SPORTINGNEWS)。

1位のキャッチャーを発表する前に、2位以下のキャッチャーの平均送球タイムのランキングを見ていきます。

②田村龍弘(ロ)1.92秒  ③梅野隆太郎(神)1.93秒  ④中村悠平(ヤ)1.94秒  ⑤若月健矢(オ)1.95秒  ⑥小林誠司(巨)1.97秒  ⑦嶋基宏(楽)1.99秒  ⑦會澤翼(広)1.99秒

メジャーリーガーに比べると少し遅くなりますが、そこまで低い数値ではありません(^^)

異次元の送球タイムを叩き出すのはこのキャッチャー!

しかし日本プロ野球のランキング1位のキャッチャーの平均送球タイムは、このタイムを大きく上回ります!

もうお気づきの方も多いと思いますが、ランキング1位のキャッチャーとは・・・

甲斐拓也選手です!

その平均送球タイムは、なんと

・・・1.83秒!!

平均送球タイムでこの数値です(>_<)

2位以下を大きく引き離しています。これは身体能力の高いメジャーリーガーをも大きく上回ります。

甲斐拓也の送球の極意

なぜキャッチャー甲斐拓也選手はこれほど送球タイムが早いのでしょうか?

甲斐選手は2010年に育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。

高校時代からポップタイムは1.80秒と、低身長(170センチ)ながらソフトバンクにはその強肩を評価されました。

甲斐選手は小柄ですが、太もも周りは62.5センチもあり、この強靭な土台(下半身)があるからこそ素早いステップ・スローイングができるのでしょう。

強肩ばかり評価されていますが、実はバッティングではパンチ力があり高校通算40本塁打。

2014年(入団4年目)に支配下選手となり、7年目にして1軍のレギュラーになりました。

甲斐拓也の送球タイムは世界ランキング一位!

公式記録では甲斐選手の最速の二塁送球タイムは1.71秒ですが、スタットキャストが出現した2015年のポップタイム計測開始以降、日本最高記録の

『1.67秒』

を叩き出しています。これは非公式ながら、その年の「世界一の記録」です(^^)

世界一の送球を日本で観れるのは嬉しい限りですね(>_<)

「甲斐キャノン」と呼ばれる甲斐選手の送球の特徴は

  • 低く伸びのある送球
  • 下半身の使い方が効率的かつ早い
  • 捕球→スローイングまでかなり早い
  • 送球のコントロールも球界屈指

で、これが世界ランキング一位の送球タイムが出せる所以(ゆえん)です。

甲斐拓也が実践する送球タイムを早くするための極意

甲斐選手には送球タイムを早くする極意が3つあります。

まず1つ目「捕球する前に”左足”を動かす」ことです。

常にピッチャーの投げるボールの勢いを使って投げたいという思いがある甲斐選手。

そのためボールを捕ってから動くのではなく、捕る前から動き出します。

ピッチャーがリリースする前後(人によってリリースする「前」「中」「後」のどれがタイミングが合うか個人差があります)に少しですが左足を一歩踏み出し、そして捕球。

このように「左足」を一歩出すことで、次のステップ動作にスムーズに移れるようになり、動きが良くなります。

止まった状態から捕球し、そこからステップを始めると素早く動き出すことができません。

左足を踏み出してから捕球することで、スムーズに素早く動き出すことができるようになります。

2つ目は「ギリギリまでボールを引きつけて捕る」です。

腕を伸ばしてボールを前で捕ると、ミットから右手にボールを持ち変えてトップに持ってくるまでの距離が長くなってしまいます。

別の言い方をすると「遠回りしてしまう」んです。

体の近くまで「ギリギリまで引き付け捕球する」ことで、ボールの勢いを使ってスムーズにトップの位置までボールを持ってくることが可能になります。

捕球する「ミットの位置」が体に近ければ近いほど無駄がなくなります。

「ピッチャーがリリースする前後に左足を少し踏み出して、捕球するミットの位置はなるべく体の近くにする」

これで「捕球→スローイング」までの時間短縮になり、送球タイムの短縮に成功します。

キャッチャーは肩の強さが必要ですが「捕球→スローイングするまでの動作の時間短縮」をするほうが重要といわれています。

遠くに投げる力はいらない

極意3つ目は「低く強いボールを投げる」です。

「遠くに投げる力はいらない」

甲斐選手はその後こう続けます。

「二塁に強いボールがいかないと意味がない。普段から低いボールを投げないとダメ。どんなに速く投げられても球が上にいくとセーフになる。」

「まずはコントロールが大事」

甲斐選手は普段から低いボールをコントロール良く投げることを心がけています。

ボールが上に逸(そ)れると、送球タイムが早くても、タッチにいくまで時間がかかりセーフになってしまいます。

肩が弱く二塁までボールが届かなければ、ワンバウンドでもいいんです。ワンバウンドでも送球タイムは遅くなることはありません。

まとめ

キャッチャーの送球タイムランキングでした。

ていうか甲斐選手のことばかりですね(笑)

送球タイムランキング世界一のキャッチャーが日本にいて、知らぬ間に見ていたんですね(>_<)

盗塁阻止はピッチャーとキャッチャーの共同作業で、ピッチャーのほうが責任が重いとされています(ピッチャーが癖を盗まれないようにしたり、クイックモーションを早くほうが効果的といわれています)。

しかし、キャッチャーが送球タイムを縮めたり、正確にコントロールすることで盗塁阻止できる可能性は確実に高まります。

送球タイムのランキングの上位のキャッチャーを参考にして、送球技術を磨いて下さい(^^)

歴代盗塁阻止率No.1古田敦也氏の著書です↓↓↓

最後までご覧下さいましてありがとうございます。またよろしくお願いいたします(^^)

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