野球 ロングティーの5つの効果&飛距離を伸ばす5つのコツ!

ロングティーは打撃能力向上のためにとても効果的で、高校野球やプロ野球の選手は好んでしています。

飛距離アップ・バットのベッドスピードを速くするなど様々な効果が期待できます。

でもロングティーをやっても、飛距離が出ない・思ったように打てないという悩みがある人もいると思います(^^;

今回は野球上達したい人に必見!

  1. ロングティーの目的・効果とは?
  2. 甲子園優勝の常連”大阪桐蔭高校”の特殊なロングティー
  3. ロングティーで飛距離を伸ばすコツ
  4. 柳田悠岐がロングティーで気を付けているポイント

をご紹介します^^

ロングティーの目的・効果とは?

ロングティーには様々な目的・効果があります。その目的・効果をいくつかご紹介します^^

1,打球の飛距離を伸ばすスイング・コツを身に付ける

野球をやっている人は、誰しも飛距離を伸ばしたいと思っていると思います。このためにバッティング練習をしていると言っても過言ではありません。

ロングティーは、どれくらいの飛距離が出ているか一目で分かります。それがモチベーションにもなりますので、選手はどんどん飛距離を伸ばそうと工夫します。

「体に対してボールがどの位置」にあるときに「どんなスイング」で「ボールのどこ」を「バットのどこ」でインパクトすると飛距離が伸びるのか?

ロングティーを何十何百何千と繰り返すことで、自然と飛距離がアップするコツがつかめるようになっていきます。

2,打球の軌道を見て、バッティングの状態が分かる

普通のティーバッティングでは目の前にあるネットにボールを打つので、打球の軌道がわかりません。

ロングティーは、打った打球の軌道を最後まで見ることができます。

例えば打球がラインドライブ(伸びずに落ちていく)した場合は、ボールがドライブ回転(もしくは無回転)しているといえます。

ボールが左右どちらかに曲がっていく場合はスライス回転(右打者なら右に曲がっていく回転)、またはフック回転(スライス回転の逆)しているといえます。

理想の打球は、センター・ライト・レフトどの方向にも真っ直ぐにグングン伸びていく打球ですよね^^

ネットに打つティーバッティングも打撃向上に効果的な練習です。しかし打球が「どういう軌道?」で「どれくらいの飛距離なのか?」が分かりません。

それがよく分かるのがロングティーです。

打球が「どういう軌道?」「どれくらいの飛距離なのか?」が一目でわかりますので、自分のバッティングの状態がよくわかります。

3,スイングスピードが上がる

ロングティーは、ティーバッティングに比べてスイングスピードを上げるのに効果的です。

普通のティーバッティングに比べて、ロングティーは「遠くに飛ばして飛距離を伸ばそう」とするため選手は自然と思い切りフルスイングしますので、効果的にスイングスピードを速くできます。

ロングティーを多く繰り返すことで自然とスイングスピードが上がっていきます。

そして、スイングスピードが速くなるということは、飛距離が伸びるという好循環につながっていきます。

4,飛距離アップのための筋肉が強化される

先ほどお伝えした通りロングティーは、思い切りフルスイングしますので、飛距離アップに必要な筋肉が効果的に強化できます。

特に飛距離アップに効果的な下半身の筋肉(ハムストリング・内転筋・殿筋など)や背筋を強化できます。

5,コース別のミートポイントを確認できる

ロングティーは、インコース・アウトコース・高め・低めのコース別のミートポイントを確認できます。

これは普通のティーバッティングでも確認できますが、ロングティーでは打球の軌道を最後まで確認できるので、より効果的ですね^^

「ボールに正しく力が伝わる」と飛距離が伸びる打球になりますし「力が正しく伝わらない」と打球が落ちたり曲がったりしますし、ロングティーではその確認が一目でできますよね。

このように様々な目的・効果があるロングティーはやらなきゃ損ですね^^

甲子園優勝の常連”大阪桐蔭高校”の特殊なロングティー

現在の西谷浩一監督になってから大阪桐蔭は春夏通算5度の優勝!

この強力打線はどのようにして作られたのでしょうか!?

大阪桐蔭の選手たちに共通してみられるのが、バッティングの基本となる下半身主導のスイングです。

今後、先(大学・プロ)ヘ行くと木製バットに変わります。下半身主導のスイングというのは、その木製バットに対応できるスイングです。

大阪桐蔭の打撃練習はユニークなもので、トランポリンに乗ってする特殊なロングティーなど、何重にも何重にも体に負荷をかけていく練習が多くあります。

トランポリンを使ったロングティーができたきっかけは、偶然でした。

西谷監督がテレビで陸上選手たちがトランポリンを使って足が速くなったのを見て、「これをバッティング練習に使えないか?」と思い、実際にトランポリンの上でバッティング練習して「これだ!」と思ったといいます。

トランポリンの上は不安定で踏ん張りが効かないので、その上でのロングティーは「下半身主導のスイングをするため」に非常に効果的なものでした。

この練習をしたあとに、土の上でバッティングをすると、下半身が地面を「ガッとかむ」ようになり安定感が増したといいます!

「金属打ち(金属バットでのバッティング)」と呼ばれる打ち方は、上半身に頼ったバッティングでバランスを崩しやすくなります。

足場が不安定なトランポリンの上でのロングティーは「金属打ち」のように上半身に頼った打ち方では飛距離は出ません。

このロングティーのポイントは「下半身・体幹」を意識することで、「下半身・体幹」を強化することができるので、木製バットを使用する大学やプロでは、非常に重要になっていきます。

「下半身・体幹」を意識し強化してくれるトランポリンのロングティーは “木製バットに対応できるスイング” を作るのに効果的なトレーニングになります!

大阪桐蔭の西谷監督はこれから先(プロ・大学)に進んだときのことを考えて、木製バットにも対応できるスイングを作るための指導しています。

大阪桐蔭では、実際に木製バットのみを使った紅白戦をしており、その結果は散々なもので大阪桐蔭自慢の「強力打線」が「貧弱打線」になります(笑)

西谷監督は、この紅白戦で木製バットで打つ難しさをわかってもらい、選手たちは「下半身主導でスイングすることの大切さ」そして「そのためのトレーニングの大切さ」を学んでいきます。

ある日のメニューは、ハードなランニング(4キロのタイム走)や守備練習をしてからの30スイング×10セットのロングティー。

その後坂道ダッシュや階段登りを約90分。そして約2時間フリーバッティングや強化トレーニングをしてからの30スイング×10セットのロングティー。

このロングティーは「3秒に1スイング」とスピーディーでハードです!!

このように、体をメチャクチャにいじめ抜いて、体中がパンパンで疲れきっているときにロングティーをします。地獄ですよね(>_<)!

その理由を西谷監督はこう言います。

「しんどくなってからバットを振り込むことで自然と下半身の使い方を覚える。体がパンパンの時こそ、下半身を使わないとボールは飛ばない」

引用元:デイリースポーツ

これが何度も甲子園優勝する強力打線を作り上げてきた監督のバッティング上達理論です(^^)間違いないですね!

また「最近のバットはヘッドが効き過ぎる」ということで、練習で使う木製バットは昔のタイプでヘッドの効かないもの。そしてフリー打撃では、反発力を落とすために金属の質を落とした1キロの金属バット。

このような飛距離が出にくいバットでは、下半身主導の強いスイングでなければ強く飛距離のある打球は打てません。

大阪桐蔭のバッティング練習では、このようにトランポリンに乗ってロングティーをしたり、体が極限に疲れた状態でバッティングしたり、飛ばないバットを使ったりするなど様々な負荷をかけたトレーニングを行っています。

こういったトレーニングを行うことで中村剛也・中田翔・森友哉・浅村栄斗・平田良介などのプロでも通用する強打者を育て上げました^^

ロングティーで飛距離を伸ばすコツ

野球をしているならバッティングの飛距離を伸ばしたいですよね。でもロングティーをしても、なかなか飛距離が伸びない選手もいます(>_<)

ロングティーで飛距離を伸ばすには5つのコツがあります。このコツをつかめば飛距離アップ間違いなしです!

それでは5つのコツをご紹介します。ひとつひとつ詳しく説明します^^

1,一番力の入るポイントを見つける

これは非常に重要です。このポイントで打つと「ボールに正しく力が伝わる」ので、周りが驚く鋭く強い打球を打つことができ、飛距離アップが目指せます^^

このポイントを知るには、野球やってる人ならよく知っている「山田哲人の11種類のティーバッティング」の「バットをクロスさせてからボールを打つティーバッティング」をオススメします!

このティーバッティングをすることで「体の中心」=「一番力の入るポイント」でミートすることができるようになってきます。

このポイントを知ることで山田哲人は、飛躍的に飛距離アップすることに成功しました。

2,バットをボールの下に滑り込ませることでバックスピンをかける

「ボールにバックスピンをかける」

これは「高く遠くに飛ばしたい!」「飛距離アップしたい!」という願いを叶えてくれます。

なぜボールにバックスピンをかけると飛距離アップできるのでしょうか?

ピッチャーが投げるボールを想像すればよくわかります。

ピッチャーが投げるバックスピンの効いたボールは、キャッチャーミットに収まるまで落ちることなく「伸びるボール」になります。

メジャーリーガー上原浩治投手のストレートは140キロ前後にもかかわらずメジャーでも奪三振率はトップクラスで、バッターは振り遅れたり「ボールの下」を空振りしたりします。

なぜかというと、バックスピンの回転数がメジャーでもトップクラスで「伸びがすごい」からなのです。

上原浩治のボールの回転数はメジャー平均「2200回転/分」をはるかに上回る「2400回転/分」で上向きの力がかなり強くなるので、キャッチャーミットまで落ちずに伸びていきます。

上原浩治のボールのように、バックスピンのよく効いた打球は、ピッチャーのボールと同じで、強い上向きの力が加わり「落ちずに伸びる」ので、飛距離がぐんぐん伸びていきます。

バックスピンのきいた打球を打つために、どうすればいいのでしょうか?それは・・・

ミートポイントを「ボールの中心より少し下」にします。

これは難しいのですが、何度も繰り返しロングティーをすることでバックスピンのきいた打球を打つことが出来るようになっていきます。

山田哲人は「バットをボールの下に滑り込ませるようにインパクトする」と表現しています。

「ボールの中心」を打ったほうが、一番飛距離が伸びると思ってる人も多いと思います。ボールの芯に当たったほうが、ボールに一番力が加わり一番飛んでいくように思えます。

しかし「ボールの中心」をミートするとボールにあまり回転がかからず、フォークボールと一緒で早く落ちてしまいます。

バットに当たった瞬間、手応えがあり打球の飛び出すスピードが速く「いった!!」と思ってしまいますが、フェンスの手前で失速して落ちてしまい思ったほど飛距離は出ません。

3,スイングスピードを速くする

当たり前ですが、スイングスピードは速ければ速いほど「ボールに加わる力が強くなる」ので飛距離が伸びていきます。

ロングティーはスイングスピードを上げるのに効果的で、ロングティーを繰り返すだけで、自然とスイングスピードは速くなり遠くに飛ばせるようになっていきます。

その他にもスイングスピードを速くするのに効果的抜群な練習があります。それは・・・

「普段使うバットより10%軽いバット・10%重いバットで打撃練習をする!」

これは野球界では有名な練習法で、科学的にも効果があるといわれています。

軽いバットはいつもより速く振れるので「体が速いスイングを記憶して神経系を強化」します。そして重いバットは「筋力を強化」します。

これを数十回ずつ交互に振ると、効果的にスイングスピードを速くすることができます。

2年連続トリプルスリーの山田哲人は、スイングスピードをアップさせるために11種類のティーバッティングでは “試合用より軽い800グラムのバット” を使っています。

4,下半身主導でバットを振る

ロングティーだけではなく、バッティングでは常に「下半身主導でバットを振る」ことが大切です。

上半身の力は下半身の力に比べてとても弱く、上半身に頼った打ち方ではボール伝わる力が弱いため飛距離が思ったように伸びないので、力の強い「下半身」を意識して使うようにすることが重要です^^

できるだけ上半身の力は抜いてリラックスし、下半身主導で振り出すようにします。すると体にねじれが生まれ、その反動でバットが速く強く振れます。

フルスイングするのは大切ですが、そのときは「回転軸をブラさず頭の位置を動かさない」ようにして下さい!

5,筋トレをして体重(筋肉量)を増やす

車はエンジンが大きいほどスピードが速くなります。それと同じで、人間は筋肉量が多いほうがスイングスピードが速くなります。

高校・大学・プロで体重(筋肉量)を増やして、飛距離アップに成功した打者はたくさんいますし、ピッチャーでも球速アップに成功した選手はたくさんいます。

しかし脂肪で体重が増えると、ただの重りにしかならならず、体が重くなるだけでパフォーマンスは向上しませんので注意してください(>_<)

しっかりと筋トレをしてから栄養を取り、筋肉量をアップして体重を増やして下さい^^!!

柳田悠岐がロングティーで気を付けているポイント

プロ野球界で外国人を含めトップクラスの飛距離を誇る柳田悠岐はロングティーを大切にしています。

バッティングの調子が悪くなると小さな振りになるので、大きなスイングを取り戻すためにロングティーをするといいます。

日本人離れした飛距離で他を圧倒する柳田悠岐は、ロングティーで気を付けていることをこう語っています。

 次々とバットから放たれる驚愕の弾道。が、よくロングティーを凝視するとそこには柳田選手ならではのいくつかのこだわりがある。方向は逆方向。そしてスイングの軌道は打席よりもより大きい。

「タイミングをゆったり取ることと、大きく身体を使うことを意識しています。小さくならないように、大きくスイングもしています」

「芯よりも少しだけ根元側にして詰まらせた方が打球に角度が付くので、先よりはいいと思いますね」

確かに芯から気持ち根元でインパクトし、芯へずらしながら打つ打球は外野スタンドどころか場外へ消えていくものとなっていた。

柳田選手がこの点に着目したのは入団3~4年目のこと。

「ホームランを打ちたいと思って考えていたら、ふと思いついた」

そしてこの考えは打率にも好影響を与えている。「つまった場合、強く振らないとヒットゾーンにいかない」意識がさらにスイングスピードを上げる好循環。

事実、3年目には2割9分5厘の打率は、4年目は3割1分7厘。そして昨年は3割6分3厘で首位打者獲得につながった。

さらに言えば「逆方向ロングティー」にも理由がある。

「いいバットの出方を出すには逆方向がいいので、形を作るためにやっています。

なので、シーズンに入っても調子が普通よりいいときは打球方向を意識することはありませんが、調子が悪いときには逆方向を意識するようにしています。基本の形なので」

「ミートする形は身体の前とか後ろとかは意識せず、強くたたく。

自分のタイミングで打てれば勝手に自分のいいポイントに入るので」

そんな柳田選手がフルスイングを志す高校球児たちにアドバイスをするとしたら?

「軸がブレるとダメなので、飛ばそう飛ばそうと思わず、まずは脚をしっかり使ってボールを捉える。

上体に頼るのではなく下半身の力で下を使ってボールを飛ばすことが大事だと思います。

自分もそうなった時に下半身を使っていったら、いい形になるので」

引用元:高校野球ドットコム

高校野球では無名の選手だった柳田悠岐ですが、肉体改造により華々しい大学野球デビューを果たしました。

プロ野球界に入ってからも進化を続け、飛距離はメジャー級です(^^)

まとめ

ロングティーの目的・効果、大阪桐蔭の特殊なロングティーなど、少しはためになりましたか?

バッティングの良いプロ野球チームや強豪高は、必ずといっていいほどロングティーで打撃能力を向上させています。

ロングティーの一番の効果は、飛距離アップです!

また「打球の軌道や飛距離」がよく分かるので、自分のバッティングの状態がしっかりと把握できます。

ロングティーは思い切り飛ばせるので、楽しみながら飛距離アップが目指せます^^

最後までご覧いただきありがとうございます。皆様が今よりも良くなるように願っています。

またよろしくお願い致します^^

こちらもご覧下さい!→少年野球!ロングティーで飛距離アップさせるために大切な3つのこと!