11種類ティーバッティング!山田哲人を覚醒させた3種類を厳選!

プロ野球史上初2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人!!

日本球界トップクラスのバッターに成長しました。まだまだ若いので、またトリプルスリーをやってしまうかもしれません(笑)

山田哲人はこのまま活躍し続けるとメジャーがほっておかないでしょう(^^)

山田哲人といえば11種類のティーバッティングですよねぇ^^

今回は、山田哲人の原点ともいえる「11種類のティーバッティング」を一つ一つにご紹介したいと思います。

そして山田哲人を覚醒させた3種類のティーバッティングとは!?

野球人生をを変えた名コーチ “杉村繁” との出会い

山田哲人は大阪府の履正社高校で高校通算31ホームランを放ち、2010年にドラフト1位でヤクルトに入団しました。

活躍が期待され、高卒ルーキーでは初の快挙となるクライマックスシリーズのスタメン出場を果たしました。

しかし一流のプロが操るキレのある多彩な変化球が打てず、苦しみました。2013年一軍に定着してそこそこの成績は残せましたが、それは納得のいくものではありませんでした(打率,283・3本塁打)。

そして山田哲人に救いの手を差し伸べたのが杉村繁コーチ(2013年ヤクルトの2軍打撃コーチに就任)でした。

杉村コーチは青木宣親(日本プロ野球唯一200本安打以上を2回達成、メジャーでも大活躍)や内川聖一(右打者史上最高打率記録保持者 、両リーグでの首位打者、7年連続打率3割)など日本を代表するバッターを育て上げました。

杉村コーチが「ホームランを打ちたいのか、ヒットを打ちたいのか?」と聞くと、昔からホームランへの強いこだわりを持っていた山田哲人は「ホームランを打ちたい!」と答えました。

しかし杉村コーチは、プロ3年目その当時20歳だった山田哲人にこれまでの野球人生を覆すアドバイスを送りました。

「俺の意見として足も速いし(ホームランより)ヒットを打って、3割打った方が野球界で長くいられるんじゃないの?と話をしたんです。」

もともとホームランへの強いこだわりを持っていた山田哲人は納得していなかったのですが・・・そして1ヶ月間悩んだ結果、決断しました。

「大振りしてホームランがたまに出るくらいで打率を落とすよりコンパクトに打った方が息の長い選手になるんじゃないかな。

一からやり直そう!コーチについていこうと思いました。」

山田哲人は杉村コーチのアドバイスを素直に受け入れることに決めて、自らをゼロにして杉村コーチについていくことに決めました。

そして杉村コーチが、山田哲人に教えたのがバッティングの基本となる「11種類のティーバッティング」でした。

杉村コーチは11種類のティーバッティングが果たす役割をこう言っています。

「前の試合でバッティングフォームを崩される。

崩されたバッティングフォームを(ティーバッティングで)正しいバッティングフォームに戻す。

バッティングには「タイミング」「ミートポイント」「バット軌道」の三大要素があるんですけど、(ティーバッティングは)それの”修正”と”確認”と”意識付け”」

杉村コーチのティーバッティングはただ闇雲に打たせるのではなく、11種類一つ一つに様々な目的があります。

それを二人は試合前に1日も欠かさず続け、毎日ティーバッティングでバッティングフォームを修正してから打席に立ちました。

杉村コーチとの練習が山田哲人のバッティングをどんどんと進化させていきます。そしてその成果が現れたのは2014年!!

一軍のエース級のピッチャーの速球や変化球にも柔軟に対応できる理想のバッティングフォームを自分のものにした山田哲人は次々とヒットを積み重ねていきます。

そしてなんと!?2014年シーズン193本目のヒットを放ち日本人選手右打者の最多安打記録更新してしまいました(>.<)!

山田哲人が行う11種類のティーバッティングをご紹介!

山田哲人が行う11種類のティーバッティングを一つ一つ様々な目的があります。では一つ一つ説明させていただきます。

1,体の正面でバットをクロスしてから打つティーバッティング

これは山田哲人が一番好んでやっているティーバッティングです。

このティーバッティングは最も力が入るポイントを体に覚え込ませるためのものです。これを行うことで「体の中心」でボールを捉える感覚が養われます。

このティーバッティングは、まず体の前でバットをクロスさせて振ってから、その後クロスさせて交わった場所にボールを投げてもらい打ちます。

このクロスさせた交わった場所が「体の中心」で「最も力が入るポイント」になります。

このポイントこそが「一番打球の飛距離が出るポイント」になります。

山田哲人もこのティーバッティングを繰り返し行い「最も力が入るポイント」でボール捉えられるようになり、飛躍的に飛距離が伸びました!

2,アウトコースのボールを腰の回転を使わずに腕だけで打つティーバッティング

このティーバッティングは、真横からボールを投げてもらい、構えからインパクトまで腰の回転を使わずにアウトコースを “腕だけで押し込んで” 打ちます。

これはアウトコースを打つ「腕の使い方」を身に付ける練習になります。

インパクトの瞬間にボールに対して正しく力を伝える「押し込む感覚」を身に付けるティーバッティングになります。

「押し込む感覚」をしっかりと身に付けると、ボールがスライスせずに伸びる打球になります。山田哲人は

「アウトコースの厳しいボールを強く打てたりすると、このティー(バッティング)のおかげなんだなと思います。」

と語っています。

3,アウトコースのボールを腰の回転を使い流し打ちするティーバッティング

これは2と違い、足を上げてしっかり腰の回転を使い打ちます。

このティーバッティングはアウトコースを流し打ちする練習ですね!

斜め前(普通に斜め前から投げると流し打ちした打球が投げた人に当たるので、打球が当たらないように横に近い位置)から、わざとアウトコースに投げてもらいます。

そのボールを

しっかりと呼び込んで流し打ちをします。逆方向へ打つためのバット軌道・ミートポイントを確認

することができます。

アウトコースが苦手な人は、2,と3,のティーバッティングを繰り返して下さい(^-^)

4,ストライクゾーンから少し低めのボールを打つティーバッティング

斜め前から「ストライクゾーンから少し低め」に投げてもらい、そのボールを打ちます。

これは「低めに外れた変化球」を打つ練習になります!

これはストライクゾーンより低い球なので、どうしても体勢を崩されてしまいますが、コツンと当てにいくのではなく、しっかりと振り切って”強い打球”を打つようにしましょう!

5,ストライクゾーンから少し高めのボールを打つティーバッティング

斜め前から、ストライクゾーンから少し高めにボールを投げてもらい打つティーバッティングです。

特に「高めのストレート」や「高めに抜けた変化球」の対策になります。

高めのストレートはピッチャーの力のある球が来ます。打ち負けないように最短距離で上から叩きつけるイメージで打ちましょう!

ピッチャーが投げた変化球が高めに浮いたとき、その変化球を逃さずに打つ練習にもなります!

6,歩いてから足を上げて、後ろから前にしっかりと体重移動して打つティーバッティング

2~3歩ほど歩いてから足を上げて、後ろ足から前足にしっかりと体重移動をして打ちます。

これは「間の取り方」や「体重移動」を確認できます。

歩いてから打つことで「後ろから前への体重移動」をしっかりと確認できます。

バッティングでは「後ろから前への体重移動」が重要になります。

このティーバッティングでは歩きながらするので、自然に体重移動ができます。

ちゃんと体重移動ができるようになると、しっかりとボールに力を伝えられるようになり、強い打球が打てますので「飛距離アップ」が目指せます。

7,歩きながら連続して打つティーバッティング

このティーバッティングは歩きながら連続して5球打ちます。普通のティーバッティングよりとは違い、高速で連続して打つことで「スイングスピードを速くする」と「クイックの対策という2つの狙いがあります。

「スイングスピードを速くする」ということはバッティング向上にとって非常に重要です。

そしてランナーが出ると、ピッチャーは必ずクイックで投げてきますので、「クイック対策」もできるこのティーバッティングは欠かせないものになります。

8,真横からの速いボールを打つティーバッティング(腰の回転は使わない)

これはバランスボールに座って「下半身を固定」します(バランスボールが無ければ、足を大きく開いて構えて下さい)。そして真横から投げられた速いボールを打ちます。

スイングするとき「腰の回転は使わない」ようにして下さい!

これはインコースに対応できる「腕の使い方」を体に覚えさせる練習です。

インコースのボールを打つには、前の脇を開けて「前肘を背中側に抜く」必要があります。

このティーバッティングは、このインコース打ちの「腕の使い方」を体に覚え込ませるのです。

昔は「前の脇を閉める」というのが一般的でした。

現在の考え方は「前の脇を開けて、前の肘(右打者なら左肘)を背中側に抜く」というのが主流になっています。

 

9,ワンバウンドのボールを打つティーバッティング

斜め前から投げられたワンバウンドのボールを打ちます。

このティーバッティングは、フォークなどの手元で落ちる「縦の変化球のタイミング」をつかむのに有効です。

ワンバウンドさせたボールは弾み方が毎回少し違います。そして、ワンバウンドさせたボールが落ちて来たときにミートします。

山田哲人はプロ入りした頃から手元で落ちる変化球を苦手としていました。

しかし、このティーバッティングをすることで手元で落ちる変化球の対応力が向上しました。

10,遠くから投げられたボールを打つティーバッティング

5mほど離れた場所から投げられたボールを打ちます。

このティーバッティングは、タメをしっかりとることで「タイミングと間の取り方」を確認できます。

普通のティーバッティングでは「スイングの軌道や力の入れ方」がわかるようになってきますが、毎回近くから投げられるためバッティングで重要な「タイミングや間の取り方」の練習としては不十分です。

遠くから投げられるボールを“自分のゾーン” まで呼び込んでから打つことで「タイミングや間の取り方」を確認するのに大切な練習になります。

遅い球・速い球と緩急をつけると、より効果的なティーバッティングになります。

11,左打席でのティーバッティング

山田哲人の場合は右打者なので、いつもと違う左打ちをします。

右打ちばかりでは片寄った筋肉の使い方するので、最後の仕上げに左打ちをすることで、その筋肉を調整します。

山田哲人を覚醒させた3種類のティーバッティングとは!?

2013年打率,283本塁打3本→2014年打率,324本塁打29本へと、山田哲人のバッティングを覚醒させた「3種類のティーバッティング」をご紹介させていただきます。

ホームラン3本→29本へと激増させたティーバッティングは

1,体の正面でバットをクロスしてから打つティーバッティング

このティーバッティングで「最も力の入るポイント」である「体の中心」でボール捉えられ、強い打球が打てるようになり山田哲人の飛躍的な長打力向上につながりました。

2,アウトコースのボールを腰の回転を使わずに腕だけで打つティーバッティング

このティーバッティングで、アウトコースのボールをインパクトする瞬間に正しく力が伝わる「押し込む感覚」を身につけました。

山田哲人はもともとアウトコースが苦手で

「右方向に打つときスライスする感じが多かったんですけど・・・ファウルになったり失速してライトフライにで終わったり・・・」

だったそうです。

それが2014年はインコースよりもアウトコースの方が強い打球が打てるようになり、アウトコースの打率が2013年,234→2014年,287になりました!

3,真横からの速いボールを打つティーバッティング(腰の回転は使わない)

このティーバッティングのおかげで2ストライクに追い込まれてからの打率が2013年,256→2014年,292になりました。

山田哲人は2ストライクと追い込まれるとアウトコースを狙うことが多く、このティーバッティングをしてから「狙いと違うインコース」が突然来ても、パッと手が出せるようになり

「今まではボテボテのゴロ終わり、手が出ずに三振とかあったんですけど、厳しいボールはカットできたり詰まっても振り切れるので、ポテンヒットになったりというのが増えた。」

と語っており、このティーバッティングをしてからは突然来たインコースに対して反射的に手が出てホームランにする場面もありました(>_<)!

2013年から2014年の山田哲人の急成長の裏には、この3種類のティーバッティングがありました(^^)

まとめ

以上、山田哲人の野球人生を大きく変えた「11種類のティーバッティング」をご紹介させていただきました。

山田哲人は杉村コーチに出会い野球人生が大きく変わりました。杉村コーチに出会っていなければ・・・山田哲人はトリプルスリーは達成できなかったことでしょう(>_<)

出会いって本当に大切ですね(^-^)

青木宣親や内川聖一も杉村コーチに出会わなければ、球界を代表する選手になっていなかったかもしれません。

山田哲人も青木宣親も内川聖一も運が良かったのでしょう!

この3人は杉村コーチに出会い、杉村コーチの指導を素直に受け入れティーバッティングを真剣にしたことで、ものすごい選手に成長しました(^^)

最後までご覧いただきありがとうございます。皆様が今よりも良くなるように願っております。

また宜しくお願い致します。

こちらもご覧下さい→ティーバッティングの意味・目的を徹底調査!野球上達したい人必見!